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頭皮ケアの真実

~ Hair Care Journal <Spring.2022> ~

約2 万人のヘッドスパの施術を通じて「健やかな頭皮」の大切さを痛感している私たちは、
実際のお客さまニーズに合わせた頭皮ケア製品をラインナップしています。

今回は、“頭皮の専門家”である研究開発担当者が、
科学的観点から頭皮ケアの疑問やお悩みにお答えします。

 

樋渡 幸三

ラ・カスタ プロフェッショナル研究開発担当

化粧品研究員として15 年以上スキンケア製品開発を手掛けたのち現職。「頭皮コスメ」のプロとして、特に皮膚浸透に優れる化粧品製剤の開発が得意。

 

 

Q.頭皮ケアって効果がありますか?

当社が頭皮ケアを提唱しはじめて約10 年。初心に立ち返って過去の学術文献を紐解いてみると、「厚みがある頭皮ほど生えてくる髪は太い」「トラブルの多い頭皮では髪のハリコシが弱い」などの因果関係を示す証拠が見つかりました。つまり、健やかな頭皮が美しい髪を育むのは紛れもない事実といえます

 

Q.「健やかな頭皮」とは何でしょう?

衛生的で、適度な柔らかさがあり、一定の血流量が保たれていれば健やかな頭皮といえるでしょう。頭皮は皮脂や汗の分泌が多いので、日ごろのセルフケアで「衛生的に保つ」ことが重要です。過剰なフケやかゆみがある場合はすでにトラブル(炎症)が起きているサインですので、ケアの方法や意識を改める必要があるかもしれません。

 

Q.どんなケアをすればいいですか?

目的は「美しい髪を育む土台作り」で、洗浄と保湿が基本。顔のスキンケアと同じ考え方です。顔の肌との違いは、皮脂の分泌量が特に多いことと、バリア機能が低い傾向であること。だから、落とすケアはもちろん、守るケアもセットで習慣化することが非常に大切です。食事や睡眠など内側のケアも欠かせません。

 

Q.自宅での保湿ケアは手間だと思われそうです

近年の研究で「洗浄後の頭皮環境を積極的に整える重要性」が明らかになり、女性向け頭髪外来でもまずは頭皮の保湿を推奨していると聞きます。保湿ケアの習慣がなかった当社製品のユーザーさまからは手応えの声が多数寄せられ、手間のハードルは欠かせないルーティンとして定着している印象です。

 

Q.メニューに取り入れる意義が知りたいです

製品の効果を生むためには、「適切に使いこなすこと」が最も重要です。しかし、頭皮にセルフでまんべんなく塗布するのは相当に難しいので、サロンで塗ってもらうのは非常に有効です。髪のトリートメントと同じように、頭皮のスキンケアをしてもらうメニューが当たり前になっていくことを切に願います!あわせて、ホームケアを効果的に行うアドバイスも大切です。きちんと行きわたるようやや多めに使うこと・パパっと済ませず丁寧になじませることをお伝えいただきたいです。

 

 

施術用&ホームケア用の頭皮ケア製品をご紹介!

 

Scalp Care @Salon

-サロンで「頭皮のトリートメント」を-

カットやカラーが映える「素髪」の美しさにとって欠かせないのが、健やかな頭皮。髪のトリートメントに加え「頭皮のトリートメント」として、普段のシャンプーでは落としきれない汚れを落とす「クレンジング」と、頭皮の美肌菌に着目した新発想の「頭皮パック」のご提案はいかがでしょうか?

 

クレンジングは、日ごろのお疲れをほぐしながらじっくりなじませます。頭皮パックは、成分を入れ込むイメージで圧迫したら、トリートメントを塗布した髪とともに、ホットタオルで密閉してじっくり浸透させます。

 

オフィシャルヘッドスパの現場視点と研究開発の知見で磨き上げた製品とメソッド、こだわり抜いた香りで、髪に悩むお客さまへ至福の心地よさと健やかな頭皮環境を提供します。

 

 

 

Scalp Care @Home

ご自宅でも毎日保湿ケアを。「敏感な頭皮にも使えるものが欲しい」というヘッドスパのお客さまニーズで誕生したノンアルコールタイプをはじめ、悩み別に3 種類ご用意しています。ケアが楽しくなる心地よい香りにもこだわりました。